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ツイてない旅 その2

漁港からターミナル駅に戻ると、結構な時間になっていました。
駅からホテルまで帰る途中に長いアーケード街があり
翌日そこで七夕祭りが行われることを調査済みだった私は、少しスナップしてから帰る事にしました。

アーケードに着くと、そこはいわゆるシャッター通りと化していて人っ子ひとりいない状態でした。
それでも既に賑やかな七夕の飾り付けがされており、地方独特の夜の雰囲気に結構夢中になってしまいました。
気がつくと、ホテルに向かうための曲がり道を通り過ぎ、完全に道に迷っていました。
慌てて来た道を引き返し、「アッチの方角のはずだ」と思った所をウロウロしてみたのですが
一向にホテルは見あたりません。
「駅まで戻ればなんとかなる」と思った私は、とりあえず明るい方を目指すことにしました。

明るい方に進んで行くと、黒塗りのハイヤーがそこかしこに停まり、人がたくさんいる場所に出ました。
何となくホッとしたのもつかの間、そこにいたのは肌を露わにした女性達と
呼び込みの男性と、いかにも「その筋」の方というようなお客さん達でした。
明るい方へと進んだ先は、ネオンきらめくオトナの歓楽街だったのです。

早くこの場から去りたいと焦っているものの、明るい方へ向かえば向かうほどいかがわしさが増していきます。
左肩に三脚、右肩に一眼レフを持った自分の格好を思い出し、私は完全にビビッていました。
ここは広島、広島と言えば仁義なき戦い・・・いつ「ワレ、なに撮ってんじゃい」と言われるか・・・
私は「撃たれる、撃たれる」とブツブツつぶやきながら、どうにかその場から離れようとしました。
かなり大きな歓楽街なのか、相当な距離を歩いてやっと大通りに出た後くるりと振り向くと
私が泊まるはずのホテルが遙か彼方にそびえ立つのが見えました。
私はやっと安心して、ドッと出てきたヘンな汗をぬぐったのでした。
今日の1枚は、私がビビリながらもコッソリ撮った歓楽街の端っこの写真です。
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by mu-0323 | 2011-07-16 23:59 | その他の地域